つわり奮闘記:17 逆子・35歳の誕生日

11月 私と夫の誕生日月。

私は東京の産婦人科で超音波検査を受けるためと夫とお誕生日を祝う為に東京に一時帰宅した。新幹線は不安だったけど、気持ち悪くならずに東京に着いた。

二度目の超音波検査で分かったことは、今の時点で赤ちゃんが逆子だということと、お腹の中であぐらをかいて座っているという事。

残りの日数で逆子が治ることもあり得ると言われた。私的には逆子でも、逆子じゃなくても、お腹切っても、切らなくても、元気に生まれて来るならという気持ちだったので、「そうなんだー。」という感じだった。

お友達に聞いてみたところ、その子も同時期は逆子だったそうでそのうちクルッと回ったらしい。

帝王切開をいう事を全く考えてはいなかったけど、帝王切開になるかもなーと何となく我が子はこのままクルッとしない気がした。

お誕生日は夫が結婚式を挙げたホテルを予約してくれた。久しぶりのデートと外食。この夜はなんと『ハンバーガー』が食べられた!!

夫も楽しそうだった。ホテルでは、ベッドに大きな抱き枕用意してくれたりお風呂場には椅子を準備してくれたり、お誕生日のメッセージカードとお誕生日チョコレートにドリンクが置いてあって最高のおもてなしに夫婦で感動した。

「お腹の赤ちゃんが生まれたら、次は三人で泊まりに来ようね。」と約束した。

ずっと迷惑ばかりかけていた職場にも少しだけど出勤して、みんなに挨拶ができた。出勤して具合悪くなってしまった日もあったけど、みんなそっと見守ってくれて有難かった。この仕事をしていて良かったなと思ったし、改めて職場のみんなの温かさや人柄に癒された。

保育士という仕事に誇りをもって今まで働いてきたこと、自分もお腹に赤ちゃんができたことで感じること、母という存在、人をこの世に産み出すことの神秘さや大変さを痛感した。