つわり奮闘記:13 我慢の限界・親のありがたみ

7月~8月の暑い夏もなんとか食べられるものと飲めるものを頼りに生き抜いた。ほぼ何も食べなくても、検診に行くとちゃんと大きく成長しているおなかの赤ちゃんだけが救い。『4か月になればきっとつわりも楽になる!』とどこからともなく聞こえるその根拠のない声を信じて毎日ベッドとトイレとソファの行き来をして過ごしていた。

でも私のつわりはそんなに甘くはなかった。。。

今でも忘れない9月2日の朝。

目指さめると、いつもの気持ち悪さとよだれが止まらない事への悲しみが押し寄せてきた。どうしようもなく悲しくなって、涙があふれてきた。隣に寝ている夫が泣いていることに気づいて、いつも通り慰めてくれるけど心が潰れそうになるのを止められないのが分かった。泣きじゃくる自分。大人げないと頭の片隅では思いつつ34歳にして泣きながらお母さんに電話を掛けた。

電話のやり取り↓

お母さん「どうした?泣いてるの?」

私「お母さん、もう辛くて無理だ。」

お母さん「つわりが辛いの?そんな泣いて可哀そうに。」

私「もう辛すぎて涙が止まらない。実家に帰りたい・」

お母さん「○○ちゃ~ん(父の名前)、たけこが辛くてこっちに帰ってきたいって泣いてるんだよ。」

お父さん「おーどうした!すぐ迎え行ってやるから、帰って来い!」

私「でも、コロナがあるから危ないよね。」

お父さん「そんなこと気にすんな!すぐ迎え行ってやるから!今日迎え行ってやる!」

私「でも、コロナが、、、」

お父さん、お母さん「そんな泣いて、迎え行くから帰っておいで。すぐ行くよ!」

 

その日の夜、実家に帰った。

 

コロナ禍の中迎えに来てくれた両親のありがたみを深く感じた一日だった。

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